知っていましたか?なぜ、ピアノが黒いのか?
もちろん、黒以外もあるのですが、ほとんど人がピアノを思い浮かべた時のピアノの色っておそらく黒(ブラック)
コレ!実はちゃんと理由があるんですよ!
元々は木目が主流!?
何となく知っている人も多いと思いますが、ピアノのルーツはヨーロッパからです。
ピアノの親と言われているチェンバロは、ほとんどが木目調ですよね。グランドピアノもアンティークのものは木目調が殆どですよね!
なので、当時の人達が思い浮かべるピアノは木目調が普通だったと思います。
じゃーなぜ黒い?本当の理由その1
日本で作った初期のピアノは漆(うるし)を使っていたんですね♪
日本は外国に比べて、湿気が多いので木目仕上げは適さない!ことから、日本の気候に適した漆(うるし)仕上げにしていたんですね。
漆(うるし)は湿気に強く、しかも、高級感も得られて正にうってつけの素材だったわけです。
これが、初めてピアノが黒くなった理由その1です。
なっとく(笑)
じゃーなぜ黒い?本当の理由その2
本当の理由その1から、ヤマハとかカワイ等がピアノ生産を競い始める中で、一時木目ピアノも作っていたそうなのですが、ピアノ全体の木目を合わせたりしなければならず木目ピアノはとてもとてもコストや手間がかかります。
それに比べ、黒いピアノでは木目を合わせる必要がありません。しかも石油化学の発達により、漆(うるし)に代わるポリエステル等の黒色塗料が性能も上がり価格もとても安くなりました。
高度成長に伴い、需要が高まる期待に応えるべく、生産性とコストダウンを考えた結果、各メーカーが採用したのがこの黒塗りのピアノだったわけです。
これが、ピアノが黒くなった理由その2です。
以上の事から、日本のピアノメーカーが需要に応えた結果、今日の「ピアノは黒い」常識が世界に広まったと言っても過言ではないのです。